2026.01.21
腰痛 ゴルフ
ゴルフ腰痛の真犯人は「股関節」にあり!スウェイや伸び上がりを防ぎ、18ホールを痛みゼロで回る秘訣
「練習の翌日に右腰が鋭く痛む」
「スイングで体が浮いてしまい、ミート率が上がらない」
このようなゴルフで腰痛に悩む方は少なくありません。
前回の記事では「胸椎(背骨)」の硬さが腰痛を引き起こすという視点で解説しましたが、
実際の現場では股関節がうまくできていないことが原因で腰を痛めているゴルファーも、同じくらい多く存在します。
今回は、ゴルフ腰痛と股関節の深い関係にフォーカスし、根本から痛みを解決する方法を解説します。
目次
1. なぜ「腰を回そう」とすると腰を痛めるのか?
ゴルフの指導でよく耳にする「腰を回せ」という言葉。実はこれ、医学的には大きな誤解です。
腰椎は「回る構造」ではない
背骨は部位によって、得意な動きが明確に分かれています。
- 腰椎(腰の骨): 前後の曲げ伸ばしは得意ですが、回旋(ひねり)は約5度程度しかできません。
- 胸椎(胸の骨): 本来、回旋を担当するのはこの部位です。
動かない構造の腰を無理に回そうとすると、骨同士がぶつかり合い、炎症や強い痛みを引き起こすのです。

2. 男性ゴルファーに多い腰痛のメカニズム
特に男性は骨格的に「前捻角(ぜんねんかく)」が低く、ガニ股傾向になりやすい特徴があります。
その結果、股関節を内側にひねる「内旋(ないせん)」の動きが苦手な方が非常に多いのです。
本来は「股関節」と「胸椎」で回転を作るべきですが、股関節が回らないと、その負担をすべて腰椎が代償することになります。
右利きの場合、スイング中に「右側屈(右に傾く)」と「左回旋(左にひねる)」が同時に起こります。
股関節が回らない分を腰で補おうとした結果、右側の椎間関節と呼ばれる部分に強い圧縮ストレスがかかります。
右利きゴルファーに右腰の痛みが多い理由は、ここにあります。

3. 女性ゴルファーに起こりやすい別の問題
女性の場合は、男性とは異なる理由で腰を痛めるケースがあります。
骨盤が広い構造をしているため、横向きで寝る習慣などで「中殿筋(お尻の横の筋肉)」などが常に引き伸ばされた状態になりやすいのです。
筋肉は「縮みすぎ」ても「伸びすぎ」ても、本来の力を発揮できません。
股関節周りの筋肉が機能しなくなると、スイングの衝撃を支えきれず、結果として回旋(ひねり)ストレスがすべて腰に集中してしまいます。

4. 股関節が使えないと起こるスイングエラー
「スウェイ」や「伸び上がり」といったエラーは、根性や意識の問題ではなく、股関節の可動域が限界を迎えることで強制的に引き起こされます。
ダウンスイングからフォローにかけて、左の股関節がスムーズに回らないと、体は行き場を失います。
その結果、
- 骨盤が外へ流れる → スウェイ
- 行き詰まって上体が起き上がる → 伸び上がり
というエラーが起きてしまうのです。
※股関節の動きが悪いと、腰だけでなく膝に痛みが出るケースも非常に多くなります。
実際に、ゴルフ中の膝痛については、こちらの記事で詳しく解説しています。
5. ゴルフ腰痛を防ぐ最大のポイント:ヒップヒンジ
ゴルフ腰痛を防ぐために最も重要なのは、腰をひねるのではなく、
股関節を折りたたむように動かす「ヒップヒンジ」を習得することです。
具体的には、トップから切り返す際に「左の骨盤を後ろに引く」動きです。
これにより股関節に深い「折り込み(ヒンジ)」が作られ、腰を痛めることなく鋭い回転が可能になります。
右側はテイクバックで作りやすいですが、ダウンスイングで一気に加速が入るため、コントロールが非常に難しい部位です。
だからこそ、単なる意識ではなく、無意識でも動けるように身体に覚え込ませるトレーニングが必要になります。

6. 身体のプロによるトレーニング
PRO-motionでは、痛みの出ている腰だけを見るのではなく、その原因となっている股関節や胸椎の機能を根本から書き換えます。
① ゴルフ分析
まずは、あなたのスイングで“どこが回れていないのか”を見つけます。

② ゴルフ整体
評価をもとに、動作で動けていない関節の動き・筋肉の柔軟性を整えていきます

③ ゴルフトレーニング
PRO-motionのトレーニングは、整えて終わりではありません。
実際のスイング動作に落とし込む トレーニングを行います。

まとめ:痛みゼロのゴルフでスコアアップを
腰の痛みは「腰が悪い」というメッセージではなく、「股関節や胸椎がサボっている」という身体からの警告です。
正しい身体の使い方を覚えれば、腰痛の不安なくフルスイングできるようになります。
「もうゴルフは無理かも…」と諦める前に、まずはあなたの股関節の状態をチェックしてみませんか?
執筆
牧野 将大
チーフコンディショニングトレーナー / 柔道整復師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)
ビーチバレー選手、Jr日本代表新体操選手、Fリーガー、野球選手など、競技レベルを問わずアスリートへの施術・トレーニング指導を行う。
ACミランアカデミー愛知にてサッカー指導にも携わる。
痛みの原因を動作から見極め、再発防止とパフォーマンス向上を両立させるコンディショニングを得意とする。
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